みなさんは、招き屋根をご存知でしょうか?

今、この記事を読んでいる人の中には、工事業者などから『招き屋根』という言葉を聞いて、気になって調べているという人もいるかもしれません。

今回は招き屋根について、メリットやデメリットからメンテナンス方法まで分かりやすく解説します。

招き屋根とは

まず、みなさんがお家の絵を描くとしたら、どんな形のお家を描くかイメージしてみてください。

恐らくこんな三角屋根のお家をイメージした人が多いのではないでしょうか。
屋根

招き屋根とは、この三角屋根の一辺が短い屋根のことを言います。
イラストにするとこんな感じです。
招き屋根

招き屋根の外観

では、招き屋根はどんな外観のお家があるのか見てみましょう。

後ろの2つのお家は厳密にいうと招き屋根ではなく、差し掛け屋根という屋根との複合タイプです。

しかし、招き屋根と検索するとこのようなお家が検索で多く表示され、一般的にはこちらのお家が招き屋根と紹介されることが多いので、今回、紹介させていただきました。

この複合タイプが招き屋根と言われる理由は画像を見ていただくと分かるとおり、屋根の一辺が短いことが分かります。

招き屋根は屋根の一辺が短い屋根のことをいうため、この複合タイプも招き屋根と言われています。

招き屋根のメリット

1工事費用が安い

招き屋根はシンプルな構造なため、工事費用が安くできる可能性が高いです。

また、屋根のリフォームをする際、複雑な形をしているとリフォーム費用も高くなりがちですが、招き屋根の場合はシンプルな形のためリフォーム費用も安く抑えられます。

なるべく安価に抑えたい人には、おすすめな屋根の形です。

2太陽光パネルが設置しやすい

エコな発電方法で余った電力は電気会社に買い取ってもらえることから、屋根に太陽光パネルを設置しようかと検討されている人も多いかと思います。

そんな人におすすめできる屋根の形が招き屋根です。

太陽光パネルはメーカーによって大きさが異なりますが、約1.5m前後のものが多く、屋根面が狭いと設置することができません。

招き屋根は一辺が短いことが特徴ですが、その分、もう一方の屋根面を広く設計することができます。

広く設計した屋根面に太陽光パネルが設置可能のため、太陽光パネルを検討される人に特におすすめです。

招き屋根のデメリット

1雨漏りしやすい

このような複合タイプの招き屋根の場合、壁と屋根が接している部分(業者内では壁との取り合いが・・なんて話したりします)から、雨漏りしやすいです。

この壁と屋根が接している部分は建物の構造上、少なからず、隙間が空いてしまいます。

そのため、しっかりと水が入ってしまわないように雨仕舞い(あまじまい)をする必要があります。

さらに仮にちょっとした隙間から水が入ってしまっても水を上手く誘導して、外に流れてくれるような仕組みを作るので、雨漏りのリスクを軽減させられます。

2外観がダサい

招き屋根のことを調べようと思い 『 招き屋根 』 と入力すると、予測ワードで 『 ダサい 』 と表示された人もいるのではないでしょうか。

外観のデザインは人の好みが分かれる部分ではありますが、ダサいと感じる人が多いようです。

一方で普通の三角の屋根だと面白くないから、個性を出したい人にとっては自分流こだわれるので魅力的な屋根の形だと思います。

招き屋根の構造

招き屋根の構造
※あくまで一例となります。

このようなお家の場合の棟や雨どいは画像のように設置されることが多いです。
詳しく見ると、棟は大棟が一つ、雨どいは軒樋や縦樋、呼び樋がある構造になります。

雨どいの縦樋は、地面の排水管に直接雨水が流れるような仕組み作りをして、設置するケースが多いので、排水管があるところに縦樋が設置されます。

招き屋根のメンテナンス方法

招き屋根のメンテナンス方法は5つ考えられます。

1部分補修

部分補修
最も簡単で安価なメンテナンス方法です。
屋根材が部分的に破損したり、ひび割れているところをコーキングしたり、屋根材を一枚だけ交換するなどの補修方法になります。

補修箇所が数カ所で雨漏りなどの原因が分かっている場合は、この方法でも良いでしょう。

2棟板金交換・補修

棟板金交換・補修
棟板金は風の影響を最も受けやすいため、釘が取れてしまっていたり、棟板金が浮いた状態になってしまうことがあります。
放置してしまうと、水が入ってしまう原因となるので、定期的な点検が必要となります。

棟板金のメンテナンス方法は全体的な棟板金の交換や一部だけの交換、釘が取れている場合は新たにビスを打ち込んで固定したりなどを行います。

3屋根塗装

屋根塗装
スレート屋根やガルバリウム屋根などの金属屋根で表面の色あせや劣化が見られたときに行うメンテナンス方法です。

一般的に約10年〜15年で屋根塗り替えが必要となります。

4カバー工法

カバー工法
スレート屋根やガルバリウム屋根などの金属屋根でできる方法で、既存の屋根の上から新しい屋根材を取り付けます。
屋根を葺き替えるよりも工事費を抑えられるので、カバー工法を選ばれる方も多いです。

ただ、カバー工法は屋根の重量が重くなるため、一度しかできない方法です。

5屋根の葺き替え

屋根の葺き替え
カバー工法をした屋根や瓦屋根、屋根の下地や防水シートまで劣化している場合は屋根の葺き替えが必要です。

屋根の葺き替えは、既存の屋根を全て取り外して、新たに下地や防水シート・屋根材を設置する方法です。