雨樋網(落ち葉除けネット)のメリットとは?取り付け方法や費用を徹底解説!

雨樋網(落ち葉除けネット)は、落ち葉やゴミなどによる雨樋の詰まりを防ぎ、雨漏りなどを防ぐために設置されますが、足場が必要で危険が伴います。

この記事では、雨樋網(落ち葉除けネット)のメリットと注意点、取り付け方法から費用相場などをくわしく解説しています。

お家を守るために、ぜひ最後まで読んでみてください。

雨樋網とは?

雨樋網(落ち葉除けネット)は、落ち葉やゴミが雨樋に詰まることで水の流れを阻害することを防ぐために使用される網状のネットのことです。

雨樋網(落ち葉除けネット)を丸めて雨樋の中に設置し、金具で固定します。

網目が細かいため、雨水は流れ、落ち葉やゴミなどは侵入しません。

自宅の周りに植物が多い場合、落ち葉やゴミなどが雨樋に落ちて水の流れを妨げることがあります。

水が正しく流れないままだと、雨樋はその役目を果たせず、雨漏りなどの問題が発生する可能性があります。

そのような問題を未然に防ぐためには、雨樋網(落ち葉除けネット)を使いましょう。

雨樋網の5つのメリット

ここからは、雨樋網(落ち葉除けネット)を設置するメリットを5つご紹介します。

  • 雨樋のゴミ詰まりを防ぐ
  • 雨漏りを予防できる
  • 鳥が巣を作らなくなる
  • 雪害の破損を防ぐ
  • カバータイプよりも簡単に設置できる

雨樋のゴミ詰まりを防ぐ

雨樋が詰まると、水が溢れたり外壁が傷んだりする原因になります。

また、通常なら雨樋を通って下まで排水されるものですが、詰まることで途中の高いところから、一気に流れ落ちるので騒音トラブルにもなりかねません。

雨樋網(落ち葉除けネット)は、落ち葉やゴミの詰まり防止だけではなく、雨音による不眠やトラブルも防げることでしょう。

雨漏りを予防できる

雨樋の詰まりを防ぐことは、雨漏りを予防するために重要です。

雨樋に問題があると、雨水が想定外の場所に影響を与え、外壁や建物全体に損傷を与える可能性があります。

特に、雨樋は屋根の近くにあるため、周囲に水が回る危険性があり注意が必要です。

雨漏りが原因で建物全体の耐久性が低下するため、網の装着を怠らないようにしてください。

鳥が巣を作らなくなる

鳥の巣による枝やフンの詰まりを防ぐために、雨樋網(落ち葉除けネット)を設置しましょう。

雨樋網(落ち葉除けネット)は、落ち葉やゴミだけでなく、鳥の巣を防ぐことができます。

その結果、枝やフンも防止でき、雨樋のトラブルを予防するのに役立ちます。

雪害の破損を防ぐ

大雪が降る地域では、雨樋網(落ち葉除けネット)を設置することをおすすめします。

雪の重みで雨樋が曲がったり割れたりすることがありますが、雨樋網(落ち葉除けネット)を設置することで、雪害を軽減することができます。

雨樋の修理には、数十万円かかる場合があるため、予防対策は重要です。

カバータイプよりも簡単に設置できる

雨樋網(落ち葉除けネット)は、カバータイプよりも設置も簡単で効果もあります。

カバータイプの場合、専用の取り付け用吊り具が必要になりますが、雨樋網(落ち葉除けネット) はシートを丸めて金具で留めるだけで施工が可能です。

そのため、施工時間も短縮できます。

雨樋網の3つの注意点

ここからは、雨樋網(落ち葉除けネット)を設置する際の注意点を3つご紹介します。

  • 小さなゴミは防げない
  • 雨樋掃除がしづらい
  • 雨樋工事の撤去費用がかかる

小さなゴミは防げない

雨樋網(落ち葉除けネット)は網状で穴がそこまで細かくないため、小さな落ち葉やゴミは防げません。

これらを長年放置してしまうと雨漏りなどの原因になってしまうので、定期的な掃除が必要です。

雨樋掃除がしづらい

雨樋網(落ち葉除けネット)は留め具で設置するため、雨樋掃除の際に邪魔になってしまいます。

雨樋に小さな落ち葉やゴミが溜まってしまっている場合は、留め具と雨樋網(落ち葉除けネット) を一度取り外す必要があります。

雨樋工事の撤去費用がかかる

雨樋の交換や修理依頼をする場合、雨樋網(落ち葉除けネット)の撤去費用がかかることがあります。

雨樋網(落ち葉除けネット)を取り外すのに手間がかかるためです。

依頼前には、リフォーム業者に電話などで確認してください。

雨樋網の取り付け方法

  1. 雨樋内部を掃除する。
  2. 雨樋の幅に合わせて雨樋網(落ち葉除けネット)をカットする。
  3. ネットを雨樋の上に乗せ、端から端まで均等に広げる。
  4. 結束バンドを使用して雨樋網(落ち葉除けネット)を固定する。
  5. 雨樋網(落ち葉除けネット)の取り付けが完了したら、水が流れることを確認する。

雨樋網のおすすめの素材

雨樋網(落ち葉除けネット)をDIYで取り付けする場合は、樹脂製のネットがおすすめです。

商品名 CosHall 雨樋カバーネット
雨樋網
サイズ 幅:約15cm / 5.91インチ
長さ:約6m / 19.69フィート
価格 799円

引用:Amazon
金属製のネットと比べると樹脂製のネットなら普通のハサミで簡単にカットでき、長さ調整も容易です。

樹脂製のネットは落ち葉が入る隙間ができにくく、設置個所に合わせてカットしやすいのできれいに仕上がります。

ぜひ、樹脂製のネットを選んでくださいね。

雨樋網の取り付け時に気をつけること

高所作業が必要であるため、雨樋に雨樋網(落ち葉除けネット)をかけることは落下してしまう可能性があり、骨折や命にかかわるような大きなケガにつながる恐れがあります。

2011年から2015年までの5年間で、合計208件の事故が発生し、2015年度以降の事故件数は毎年約35件となっています。

2階以上の雨樋取り付けはリスクが高いため、リフォーム業者に任せることが望ましいでしょう。

雨樋網の設置費用

以下は、雨樋網(落ち葉除けネット)の設置をリフォーム業者に依頼した場合の相場です。

作業内容 料金目安
ネトロン 4,000円/m〜
メーカー品 10,000円/m〜

雨樋網(落ち葉除けネット)の設置費用は、一般的にリフォーム業者に頼む場合、1mあたり4,000円程度が相場となっています。

2階以上で足場が必要な場合は、足場の設置費用も加算されることがあります。

ただし、設置する場所や状況によっても費用が異なるため、正確な費用は見積もりが必要です。

費用を抑えたい場合は、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することをおすすめします。

また、DIYで設置する場合は、ネットの種類や必要な工具によって費用が異なりますが、安い場合は1,000円ほどで購入できるため、出費を抑えたい場合におすすめです。

雨樋の交換・工事費用

雨樋の交換や工事、掃除費用などもまとめてみました。

作業内容 料金目安
雨樋清掃 5,000円/1箇所〜
雨樋交換 4,500円/m〜

雨樋網の設置は、自分で取り付ける場合は安くつきますが、2階部分の作業は危険が伴うためリフォーム業者に依頼することも検討しましょう。

雨樋工事にかかる費用は、交換や修理の大きさによって異なりますが、市場価格は1万円〜60万円の範囲内です。

しっかりと市場価格を調べて、高いか安いかを判断しましょう。

雨樋網で大切なお家を守ろう

雨樋網(落ち葉除けネット)を設置した後は、放置せずに落ち葉やゴミが絡みついていないか、破損していないかなどを毎年点検を行いましょう。

雨樋網(落ち葉除けネット)は、軒樋の排水機能の低下を防ぎ、軒樋の破損や雨漏りの原因を防ぎます。

設置が簡単で工期が短くて済むので、雨樋網(落ち葉除けネット)を付けていない場合は、大切なお家を守るためにも、ぜひ雨樋ネットの設置を検討してください。