瓦の修理方法って?トラブル別に修理方法をご紹介!
- 近所の人に「瓦が壊れているよ」と言われた
- いきなりピンポンが鳴り、業者風の人に「瓦がズレているので早く修理した方がいいですよ」と言われた
- 雨が降ると雨漏りしてしまう
- 地震のあとにふと屋根を見てみたら、瓦がズレていることに気づいた
- 瓦の破片のようなものが落ちていた
など、様々な理由から瓦を修理したいと思われたのではないでしょうか。
そこで、今回は瓦の修理についてご紹介します。
瓦の修理方法は5つ
部分補修
瓦が1枚だけ割れている場合や瓦が数枚ズレている場合など軽微な破損の時に部分補修をします。
- 瓦の交換:破損している瓦を取り外して新しい瓦に交換する作業です。
- 瓦のズレ直し:瓦がズレを元の位置に直す作業です。
漆喰の詰め直し
漆喰のひび割れや欠けがある場合に漆喰の詰め直しをします。
既存の漆喰を取り除き、新しい漆喰を詰める作業です。
漆喰には、瓦同士をくっつける(接着)機能と防水機能があるため漆喰の詰め直しをすることで、水を侵入させません。
棟瓦の積み直し
棟のズレや漆喰の劣化が激しい場合に棟瓦の積み直しをします。
既存の棟瓦や漆喰など全て取り除き、新しく土台を作り直して、既存の棟瓦を積み直します。
葺き直し
下地の劣化が激しい場合や屋根が原因で雨漏りが発生していると考えられる場合に葺き直しをします。
既存の瓦を取り外し、下地を新しく張り替えて、既存の瓦を元に戻します。
葺き替え
下地の劣化が激しい場合や屋根が原因で雨漏りが発生していると考えられる場合で瓦ではない新しい屋根材に変えたい場合に葺き替えをします。
既存の瓦を破棄し、下地を新しく張り替えて、新しい屋根材(ガルバリウムやスレートなど)に張り替えます。
【トラブル別】この状態ならこの瓦の修理を!
瓦のひび割れや破損
瓦のひび割れや破損が数枚程度であれば、費用面も考えて部分補修で問題ないと思います。
ただ、ひび割れや破損が広範囲に渡って発生している場合は、どこかから水が侵入している可能性もあるので、瓦を剥がして調査する必要があります。その結果、下地の状態が悪い場合は拭き直しや葺き替えが必要になるかもしれません。
瓦のズレ
瓦がズレてしまったら、部分補修で問題ありません。
瓦がズレていることを知りながら、しばらく放置してしまった場合は、下地の劣化が進んでいる可能性が高いので、下地に問題ないか調査が必要です。
※瓦のズレ方によっては、一部下地が丸見えになっていることもあります。その状態で雨が降ったら、直接下地に水が触れることになります。
それが長い期間続くと・・下地の劣化(腐食)が他の箇所より早くなり、雨漏りに繋がります。
下地の状態が悪い場合は、拭き直しや葺き替えが必要になるかもしれません。
漆喰の剥がれや破損
漆喰の剥がれや欠けなど軽微な劣化の場合は漆喰の詰め直しで問題ありません。
漆喰の劣化が激しくボロボロになっている場合や棟のズレがある場合は棟瓦の積み直しが必要となります。
雨漏り
屋根が原因と考えられる雨漏りの場合は、屋根の下地が完全にダメになってしまっているので、葺き直しまたは葺き替えが必要になります。
費用面でいえば、葺き直しの方が瓦の廃棄費用が掛からないので、少しお得になります。
あと、瓦屋根にこだわりを持っている方やす瓦屋根が好きな方は葺き直しが良いのではと思います。
葺き替えは、瓦からスレート屋根やガルバリウム屋根などに変えたい方におすすめです。
ニュースで地震で瓦屋根のお家が倒壊している様子を見たことがあると思いますが、スレート屋根やガルバリウム屋根は、瓦よりも軽いためそのようなことは起こりません。
リスクを減らすために葺き替えするというのも良いのではないかと思います。
瓦屋根の修理実績
やねまるでは、様々な瓦の修理を行ってきました!その一部をご紹介します。
屋根工事2022年7月 施工
町田市で屋根工事を行いました。
工事金額:500,000円
屋根工事2022年6月 施工
武蔵野市で瓦棟の積みなおしを行いました。
工事金額:870,000円
屋根工事2022年4月 施工
東金市で葺き替え工事を行いました。
工事金額:659,500円
屋根工事2021年12月 施工
横浜市で屋根の葺き替え工事を行いました。
工事金額:1,950,000円
屋根工事2021年11月 施工
船橋市で屋根瓦工事を行いました。
工事金額:900,000円
屋根工事2021年10月 施工
中野区で屋根瓦工事を行いました。
工事金額:920,000円
詐欺業者に注意!!
長年、この仕事をしているとこのような依頼があります。
いきなりピンポンが鳴って、業者風の人に「瓦がズレているので早く修理した方がいいですよ」と言われたと。
急にそんなことを言われたら、誰だって不安になってしまいますよね。
ネットでもそれは詐欺の手口だと様々な記事で注意喚起がされ、被害に遭われる方は少なくなっていますが、今でも業者風の人に言われたから心配になって連絡しましたという方がいらっしゃいます。
でも、実際に当社が調査してみると、何もなかったということもあります。
逆に指摘されたところ以外で問題が見つかり、大規模な工事になる前に修理ができたということもあります。
業者風の人がきたら対応することは2つ。
- 屋根に上げないこと
- 私じゃ分からないから、一旦検討しますと言うこと
これだけで大丈夫です。これでも引かなかったら、警察に電話しますよでいいと思います。
その後、心にモヤモヤと不安が残ると思うので、業者を探して、調査してもらいましょう。
何もなければそれでよし。何か見つかっても早期発見が結果的に安くて、長く住むことができますよ。