雨どいの補修・修理っていくらかかるの?

雨どいの修理は【 清掃・部分補修・部分交換・全交換・塗装 】など様々な修理方法があり、内容によって費用が変わってきます。
そのため相場としては、1〜60万円と費用の幅があります。
正確な費用を知りたい場合は、最近では無料で現地調査してくれる業者も増えているので、調査してもらうことをオススメします。

雨どいの修理に足場は必要!?

足場
2階以上の雨どい修理をする場合、足場を立てます。
「え、雨どいで足場立てるの?そんな大袈裟なことじゃないんだけれど。」そんなお声をたまに頂きます。
建設業では死亡災害のうち、「墜落・転落」によるものが多いと厚生労働省から発表されています。
高所での作業は、常に危険と隣り合わせです。何が起こるか分かりません。高所の作業に慣れている私たちでも予測できない事故が発生する可能性があります。もし、事故が起こったら・・と想像すると、誰もいい気持ちにならないと思います。
そのため高所の作業では安全面を考慮し、雨どいの作業であっても足場を立てさせて頂いております。
※労働安全衛生規則にも定められております。

なぜ、雨どいが必要なの?

雨どいは、お家の役割の中で軽く見られがちですが、屋根から流れた雨水を軒樋(のきどい)に集め、集水器まで雨水を流し、縦樋を通って地下まで建物を傷つけないように安全に雨水を流すというシステムを作っている重要な役割を持っています。

屋根に沿うように横に設置されている樋を軒樋(のきどい)と呼びます。
屋根から縦に設置されている樋を縦樋(たてどい)と呼びます。

もし、雨どいがなかったら屋根の様々な箇所から雨だれが発生し、雨だれが落ちた部分に溝や水溜りが出来たり、お庭を傷つける可能性もあります。
また、屋根から流れた雨水が外壁を伝って地面へ流れるようになるため、外壁が汚れたり、建物の劣化を早める原因にもなりえます。

雨どいにはどんなパーツがあるの?

雨どいは、お家に合わせた様々なパーツを組み合わせて作っています。今回はその一部を紹介します。

丸どい 【 丸どい(まるどい) 】

一般的な軒樋の形です。価格帯も安価で、シンプルな形をしています。

角どい 【 角どい(かくどい) 】

先ほどの半円形に比べて、運べる雨水の量が多いので、角型を選ぶお家も増えています。降水量が多い地域で使われることが多いです。

集水器 【 集水器(しゅうすいき) 】

軒樋から流れてきた雨水を縦樋に流すためのパーツです。

軒継手 【 軒継手(のきつぎて) 】

軒樋の長さが足りない場合に軒樋と軒樋を繋げるためのパーツです。

止まり 【 止まり(とまり) 】

軒樋の端に付けて雨水を止めるためのパーツです。

軒金具 【 軒金具(のきかなぐ)】

軒樋を支えるための金具です。金具の素材や種類は様々あります。

※ 画像参照:モノタロウ

雨どいの補修や修理は簡単!?DIYできる?

DIY
近年、DIYがTVやネットの影響で広がっている中で雨どいの補修や修理は簡単そうだからやってみようと思っている方もいるかもしれません。しかし、雨どいの修理を侮るなかれ。

雨どいの修理で最も難しいのは、軒樋に集めた雨水を集水器まで流れるように緩やかな傾きをつけることです。

もし、傾きの角度が急すぎると水の勢いで集水器が壊れてしまいます。逆に平坦にしてしまうと雨水が雨どいに溜まってしまい、溢れ出たり、錆びて穴が開いてしまいます。
この絶妙な傾き加減は経験の多いプロの職人ではないと難しい繊細な作業となるため、お任せした方が無難でしょう。

高所での作業は慣れていない方が行うと思わぬ事故に繋がります。
大袈裟な話かもしれませんが、お金と命を天秤にかけたら・・?
もし、それでもご自身で作業するのであれば確実な安全が保障された上で作業を行ってください。

雨どいの修理が必要なサインとは

雨どいは、約15年〜20年くらいで正常に機能しなくなり、劣化し始めます。
一度も雨どいのメンテナンスをしたことがない方は、早めに業者へご連絡することをおすすめします。
また、雨どいは簡単に異変に気づくことができる箇所なので、雨どい修理が必要なサインを見てみましょう!

1、枯れ葉などのゴミが詰まる

枯れ葉などのゴミ

危険度:レベル3

枯れ葉、泥、瓦の破片、風で飛ばされてきた浮遊物などが雨どいに入り、詰まりの原因になります。
ゴミが詰まったままですと、雨が降った時にゴミが邪魔をして雨水がうまく流れません。

その結果、水溜りが出来てその箇所が腐食してしまったり、雨どいの横から雨水が溢れて外壁を伝い、建物の劣化を早めてしまう可能性があります。

また、雨どいから溢れた雨水がお隣さんのお家にかかり、近隣トラブルに発展していることををよく耳にします。

現場で作業しているとお隣さんが出ていらっしゃって、「うちにすごく雨水が入ってきてうるさかったのよ・・よかったわ、修理されるのね」と、仰るパターンが雨どい職人のあるあるです。

2、雨どいの歪み

雨どいの歪み

危険度:レベル4

雨どいは、屋根と同様に自然の影響を直接受けます。風や雪の影響を受けてしまった場合、雨どいが歪むことがあります。

雨どいが歪むことにより、歪んだ箇所から溢れるように雨水が地上に直接落ちるようになります。
落ちた雨水が跳ねて外壁を汚したり、音が気になったり、お庭がある真上の雨どいが歪んでいたら落ちた雨水が花や木の根を腐らせる原因なるかもしれません。

自然災害による雨どいの歪みの場合は、火災保険が適用されますので、気になる方はご相談ください!

3、継手の破損や隙間

継手の破損・隙間

危険度:レベル5

継手(つぎて)は、軒樋同士をつなげる役割のあるパーツです。
この継手が壊れたり隙間があったりするとその箇所から雨水が垂れて、雨漏りの原因にもなります。

一箇所だけであれば応急処置で対応も出来ますが、複数箇所ある場合は雨どい自体が壊れやすくなっている可能性があるので雨どいの交換をおすすめします。

4、金具外れ

金具外れ

危険度:レベル5

雨どいを支えている金具が曲がっていたり、一部外れている場合は注意が必要です。

そのまま放置していると、風が吹いた時に金具が完全に取れて地面に落ちる危険性があります。
また、金具を差し込んでいた穴から雨水が建物に侵入し、雨染みを生じさせる可能性や雨どいが外側に傾いて正常に雨水が流れずに溢れてしまう原因になります。

5、雨どいの破損・欠落

雨どいの破損・欠落

危険度:MAX

雨どいの破損や欠落は、一目瞭然だと思います。
原因は自然災害や1〜4の危険サインを放置した結果かもしれません。

このような状態になる前に少しでも気になることがあれば、現地調査を依頼することをオススメします。
もし自然災害で雨どいが壊れてしまった場合は、屋根も被災している可能性があるので、調査を依頼する時に屋根も一緒にみてもらうと良いでしょう。

雨どいの修理で火災保険が使えるってほんと?

火災保険
本当です!!!

火災保険は、火災があった時だけ補償されるという認識がまだあると思いますが、民間・共済関わらず、雨・風・雪・雹(ひょう)などの自然災害でも補償されます!!
「0円で雨どいの修理が出来ます!」と言った広告や記事は、火災保険を利用して実質負担金を抑えているケースが多いです。

もし、雨どいが壊れていて火災保険が利用出来るか知りたい方は、保険証券に補償内容が記載されているので、引き出しから保険証書を取り出して確認してみてください。

最後に

雨どいの修理の費用はピンキリです。そして雨どいは、お家の重要な役割を持っていながら、屋根と同様に自然の影響を受けやすい箇所です。

お客様の目では経年劣化による雨漏りや破損に見えても、プロの調査員が見ると自然災害によるものと分かることもありますので、ご自身で判断せず、ぜひ弊社へご相談ください。

お客様のご負担が少なくなるようなご提案させていただきます。


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