セメント瓦塗装しないと防水性がなくなる?セメント瓦の塗装をしたほうがいい理由
屋根は日々の風雨や紫外線などの影響を受け、時間の経過とともに劣化していきます。
見た目が汚くなってきて、屋根の塗装を検討する方も多いのではないでしょうか。
今回は、セメント瓦塗装について紹介します。
セメント瓦は、耐久性に優れた屋根材ですが、日々の風雨や紫外線などの影響で劣化し、塗装が剥がれ、セメントのそのものが表面に出てきてしまいます。
そうなると水を吸ってしまい、セメント瓦が脆くなってしまいます。
セメント瓦塗装することで、防水性を高め、見た目も良くなるのでセメント瓦の塗装は行ったほうがいい施工になります。
ここからセメント瓦塗装のメリットや施工方法、種類や選び方などについて詳しく解説します。
見た目も防水性も元に戻る!セメント瓦塗装のメリット
お家は建ってから年数が経つと、どんどん見た目が劣化していき、古く見えてしまいます。
屋根も普段は見ないところですが、ふと、見上げると、苔が生えていたり、色が褪せて汚く見えてしまったりします。
セメント塗装をすることで、まるで新築のように生まれ変わるだけでなく、機能的にも防水性が上がって、長くセメント瓦を楽しむことができます。
セメント瓦は、元々耐久性に優れた素材ですが、塗装することで以下のようなメリットがあります。
新築のような見た目に変わる
セメント瓦の色を変えることで、お家の印象を変えることができます。
また、塗料には汚れやカビを防ぐ効果もあり、美しさを長期間維持することができます。
防水性が復活する
セメント瓦は、元々塗装をされており、防水性がありますが、経年劣化によって塗装が剥がれ、セメントそのものが出てきて水を吸ってしまいます。
塗装をし、膜を張ることで防水性を高めることができます。
セメント瓦塗装の種類と特徴
セメント瓦の塗装には、以下のような種類があります。
シリコン塗装
シリコン塗装は、シリコン樹脂を主原料とした塗料を用いて、セメント瓦を塗装する方法です。
標準的な耐久性で、価格とのバランスが一番いい塗装方法になります。
フッ素塗装
フッ素塗装は、フッ素樹脂を主原料とした塗料を用いて、セメント瓦を塗装する方法です。
シリコン塗装より耐久性と耐候性が高く、汚れにくいため、長期間美しさを保つことができます。
無機塗装
無機塗装は、無機物を主原料とした塗料を用いて、セメント瓦を塗装する方法です。
様々な塗料の中で一番耐久性が高く、高価な塗料になりますが、メンテナンスの手間を軽減することができます。
予算でどの塗装にするか決める方法もあり!
塗装の種類によって、耐久性や見た目の保持力が異なりますが、予算に応じた選択肢もあります。
フッ素塗装や無機塗装は、塗装費用が高めになりますが、耐久性が高く、長期間のメンテナンスを軽減することができます。
一方、シリコン塗装は、標準的な価格帯で美観を保つことができますが、耐久性も10年〜15年と標準的です。
予算や使用環境に応じて、適切な塗装方法を選ぶことが重要です。
また、セメント瓦の塗装は、専門的な知識と技術が必要なため、DIYでは行わない方が良いでしょう。
信頼できる業者に依頼し、安全かつ美しい仕上がりを目指しましょう。
セメント瓦塗装の施工費用
セメント瓦の塗装には、専門的な技術が必要とされます。
そのため、自分で行うことは難しく、専門業者に依頼することが一般的です。
施工費用は、塗装面積や塗装の色数、塗料の種類によって異なります。
一般的には、1平方メートルあたり3,000円〜が相場とされています。
ただし、施工業者によっては、異なる価格設定を行っている場合もあります。
そのため、複数の業者から見積もりを取り、比較することが大切です。
リフォーム会社選びのポイント
セメント瓦の塗装を行う際には、信頼できるリフォーム会社を選ぶことが大切です。
以下に、リフォーム会社選びのポイントを紹介します。
施工実績や評判を調べる
リフォーム会社の施工実績や評判を調べることで、その会社の信頼性や技術力を知ることができます。
ホームページや口コミサイト、SNSなどを活用して、調査を行いましょう。
見積もりの内容を確認する
リフォーム会社から提出された見積もりの内容を確認することは、大切なポイントです。
必要な工程や材料、費用などが明確になっているかを確認し、不明な点は質問するようにしましょう。
保証やアフターサポートについて確認する
リフォーム工事には、万が一トラブルが発生した場合に備えて、保証やアフターサポートがあるのかが重要です。
リフォーム会社の保証期間や対応内容を確認し、アフターサポートについても事前に確認しておきましょう。
DIYはおすすめしない!!セメント瓦塗装の失敗例
DIYで塗装をしたいと思う方もいるでしょう。
やねまるとしては、安全性と施工不良が発生する可能性が高く、結局うまくいかなくて、業者にお願いするというお客様を見てきたので、おすすめできません。
ここでは、DIYでセメント瓦塗装を行う際に起こりうる失敗例を紹介します。
塗料の選択ミス
セメント瓦塗装に使用する塗料は、適切なものを選ばなければ効果が得られない上、塗装面が早期に劣化する可能性があります。
DIYでのセメント瓦塗装では、塗料の種類や性能に関する知識が必要です。
下地処理不足
セメント瓦塗装を行う際には、下地処理が非常に重要です。
下地処理を不十分に行うと、塗料が密着しなかったり、剥がれたりする可能性があります。
DIYでのセメント瓦塗装では、下地処理の方法や必要な工具について理解する必要があります。
まとめ
セメント瓦塗装は、お家の屋根を美しく保ち、耐久性や防水性を高めることができます。
また、コスト面でも、屋根の張り替えに比べて比較的安価に行うことができますが、施工方法や塗料選びには注意が必要になります。
信頼できるリフォーム会社を選び、専門知識や経験がある職人による施工を行うことが重要です。