雨樋の鳥の巣トラブルを解決!鳥の巣の撤去方法や注意点、もう作らせないための対策、どんな業者に依頼するかまで解説しています

雨樋の鳥の巣トラブルを解決!原因から対策まで解説

雨どいから水が溢れ出てて、見てみたら、木や葉っぱの塊があった経験ありますか?

もしかしたら、今、鳥が巣を作っているまたは、すでにヒナが巣立った後の鳥の巣かもしれません。

鳥が屋根や雨どいなどに巣を作ることは自然なことですが、私たちにとっては困った事態になることもあります。

今回の記事では、雨どいに鳥の巣を作られてしまう理由や対策・業者への依頼方法まで徹底解説します。

雨どいとは?構造と機能を解説

雨どいとは

雨どいは、屋根からの雨水を樋(とい)というパイプに流し、地面に安全に排水するシステムです。

樋は、屋根からの雨水を受ける樋(軒樋)と、壁に沿って雨水を落とす樋(縦樋)があります。

雨どいが正常に機能していると、家の外壁や土台(基礎)、家庭菜園や庭などへの雨水の被害を防ぐことができます。

しかし、雨どいが詰まると、雨水が溢れて雨漏りやベランダの水たまりなどのトラブルを発生させることがあります。

特に落ち葉や枝などが詰まることが多いので、定期的な清掃や点検が必要です。

雨どいの寿命は、素材によって異なりますが、だいたい10年から20年程度とされています。

もし、樋が破損したり、隙間ができたりした場合は、修理や交換が必要になることがあります。

樋の修理は1階で2m~3m・2階で7m以上と高所での作業となるため、安全な方法で行うことが大切です。

雨どいに鳥の巣ができる理由

鳥の巣ができる理由

雨どいに鳥の巣ができる原因についてお話しします。

雨どいに巣ができるのは、鳥が安全で暖かい場所を求めているからです。

雨どいは屋根の近くにあるため、天敵から身を守ることができます。

また、家の壁や屋根には熱がたまりやすく、鳥にとって快適な温度が保たれることも、巣を作る理由の1つです。

さらに雨どいには、集水桝という軒樋から縦樋へ流すための穴が空いています。

集水桝は、土や落ち葉などが溜まりやすい部分で鳥が巣を作るには丁度いい場所です。

実際に当社にご相談いただいたお客様の雨どいを見てみるとほとんどが集水桝に鳥の巣ができていることが多いです。

もう雨どいに鳥の巣が。こんなときはどうしたらいい?

雨どいに鳥の巣ができてしまった、どうしたら良い?

まずは撤去できる状態か確認するために害獣駆除の業者または、雨どい修理業者にお問い合わせしましょう。

現地調査を無料で行ってくれる業者が多いので、そちらを利用して、どこの業者にお願いしたいか決めましょう。

参考までに害獣駆除の業者へ依頼するメリットは、害獣駆除の知識や経験が豊富にあることです。

ただし、害獣駆除の業者は雨どい修理に関しては素人になるため、もし、雨どいに何かしらの破損などがあったときに対応できず、また新たに雨どい修理してくれる業者を探さないといけなくなるかもしれません。

その点でいうと雨どい修理業者なら、鳥の巣の駆除と雨どいの修理どちらもできるので、何かあっても余計な手間がかかりません。

雨どいの鳥の巣の駆除はどうやるの?

鳥の巣の駆除ビフォーアフター

当社が雨どい修理業者になるため、ここでは、雨どい修理業者が行う鳥の巣の駆除方法について紹介します。

雨どいの鳥の巣の駆除は、巣を作っている木のクズなどを手で取り除きます。

集水桝に鳥の巣がある場合は、縦樋の奥にも巣の残骸がある可能性があるため、専用の機械で取り除き、最後に水を流して、正常に流れるかチェックをして終了です。

その他、雨どいに破損やひび割れなどが発生している場合は別途雨どいの補修や交換などの作業も行って、雨どいが正常に機能するように対応が可能です。

さらに雨どいに鳥の巣を作らせたくないという家には、雨どいネットの設置をおすすめしています。

雨どいネットについては、鳥よけ対策を行うで解説しています。

もし、同時に雨どいネットも設置する場合は、設置する長さによりますが、作業日数は1日〜2日くらいになります。

注意|卵やヒナがいる巣の撤去は法令違反になります!

鳥の巣ができて雨どいが詰まってしまったからと言って、すぐに撤去ができない可能性があります。

鳥獣保護管理法という法律があり、巣の中に卵やヒナがいる場合は撤去をすることができません。

もし、卵やヒナがいる状態で撤去してしまった場合、罰則として1年以下の懲役又は100万円以下の罰金に処せられます。

鳥の巣ができたからと言って、すぐにご自身で撤去しようとは思わず、まずは専門業者や市区町村・県に相談しましょう。

撤去できる状態としては、巣を作り始めている途中またはヒナが巣立った後であれば、撤去することが可能です。

雨どいが鳥の巣で詰まってしまうと起きる問題

雨どいが鳥の巣で詰まってしまうと起きる問題

雨どいとは?構造と機能を解説でも書いた通り、雨どいは屋根に降った雨を排水する役割を持っています。

雨どいの上部は蓋がないため、風の強い日に飛んできた落ち葉や小枝などが滞留して詰まってしまうケースがあります。

落ち葉や小枝は雨で流れたり飛んでいったりする場合もありますが、鳥の巣はしっかりスペースに納まっているため簡単に無くなりません。

雨どいが詰まると以下のような問題が発生する可能性があります。

雨水が流れず溢れ出てしまう

雨どいは綺麗に雨水を排水させるために傾き(勾配)が設けられています。

しかし、鳥の巣があると雨水の流れを堰き止めてしまうので、堰き止めたところから雨水が溢れ出てしまいます。

雨水が溢れると、音がうるさかったり、お隣に雨水がかかってご迷惑をかけてしまう可能性があります。

その他にも溢れ出た雨水が地面で跳ね返り、外壁を泥水で汚してしまったり、地面に穴を空けてしまいます。

部屋に雨漏りが発生

外壁にひび割れなどがある場合、雨どいから溢れた雨水が外壁を伝い、外壁のひび割れに入ってしまうことがあります。

その他にも窓サッシなどの外壁にある隙間から雨水が入ります。

その状態が長く続くと、部屋の天井や壁に雨漏りが発生してしまう可能性があります。

害虫や小動物をおびき寄せる

問題は雨だけではありません。

外装材に付いた鳥の糞は放置しておくと外装材を傷めてしまったり、鳥の羽にいるダニやノミが人やペットに付いてしまう可能性もあります。

また、鳥を狙った小動物をおびき寄せる為、別の害獣被害を引き起こす可能性があります。

衛生的にも悪いため、鳥の糞がベランダなどに落ちていることを発見した場合はしっかり掃除をして消毒を忘れないようにしましょう。

雨どいに鳥の巣を作らせないために出来る事は?

雨どいに鳥の巣を作らせないために出来ることは?

雨どいに鳥の巣を作らせないために出来ることを2つ紹介します。

セルフメンテナンスを定期的に行う

鳥の巣を作られないようにするために、定期的に雨どいの掃除や点検を行いましょう。

特に落ち葉やごみが詰まりやすい部分や隙間は、鳥が巣を作りやすい環境です。

清掃で鳥が寄り付かないようにしましょう。

ここで簡単にできるセルフメンテナンスを紹介します。

2階は危険ですので、細心の注意を払い、主に1階の雨どいで行ってください。

  1. トングなどを使って樋に溜まったゴミを取る
  2. 垂直方向の樋(縦樋)を軽く叩いて、樋内のゴミを落とす
  3. はしごや脚立を使って水平方向の樋(軒樋)の中を掃除する
  4. 集水桝の中に溜まったゴミを取り除く
    ※集水桝:軒樋と縦樋が合流する部分についている樋の部材
  5. ホースを使い、雨どいに水を適量流してゴミを流し出す

鳥よけ対策を行う

鳥除けに雨どいネットを設置する

雨どいに鳥の巣を作らせないためには、鳥が巣を作りにくいと思わせることが必要です。

そのためにできることが、雨どいネットを設置することです。

元々は、枯葉や木の枝が入らないようにするためのものでしたが、雨どいネットを設置すると鳥の巣が作りにくい形状になるため、鳥の巣対策としても有効です。

ただし、雨どいネットは取り付けるときに高所作業が必要になります。

1階までは、なんとか自分でできたとしても2階以上の設置は危険が伴うため、業者へ依頼することをおすすめします。

当社でも雨どいネットの工事を行っておりますので、費用などが気になる方はお気軽にご相談ください。

鳥の巣を作らせないためにプロの業者へ相談しよう

プロの業者へ依頼しよう

前項で解説したセルフメンテナンスは、主に1階部分のみしかできません。

1階建ての平屋であれば自分でもできる範囲が広いと思いますが、2階建てなどの家では高所作業のため、足場が必要です。

「はしごで何とか…」と無理をすると、大きな怪我や事故につながるため、おすすめしません。

ここでは、どんな業者に依頼をしたらいいかについて紹介します。

地元の業者に直接相談する

地元に根付いている業者へ直接相談してみましょう。

以下の業者がおすすめです。

  • 小さなことも相談に乗ってくれるリフォーム会社
  • 雨どいや屋根専門の業者
  • 害虫害獣駆除を専門とする業者

電話やWeb相談、店舗訪問など様々な相談方法がありますが、ホームページでお問い合わせフォームが用意されている会社であれば、気軽にメールで相談してみることをおすすめします。

不誠実な仕事をしたり不当な請求を行ったりする業者がいる為、気軽に相談に乗ってくれるか、見積もりは無料でしてくれるか、どこから有料なのか、大体いくらかかるのか等事前に確認しましょう。

地元に根付いている業者であれば、より問題なく対応してくれると思います。

建築したハウスメーカー・工務店に相談する

「どこに頼めばいいかよく分からない…」という方は、家を建築したハウスメーカーや工務店に依頼することもできます。

メリットとしては、自社が建築した建物のため、施工は間違いないという点と他の気になる箇所も一緒に点検してもらえるという点が挙げられます。

デメリットとしては、金額が高い傾向にあることです。

これは業者によって異なりますが、特にハウスメーカーは材料費と施工費の金額が高額です。

その中でも良心的な価格でお見積りしてもらえることもありますが、できれば相見積もりを数社行って比較することをおすすめします。

ホームセンターに相談する

近隣のよく行く大手ホームセンターでは住宅のリフォームやメンテナンスを相談できるところが増えてきました。

店内に設けられているリフォーム相談窓口に行けば簡単に相談できます。

主に自社施工ではなく協力業者に委託する形を取るため、施工事例や保証期間などを一緒に確認することをおすすめします。

どの業者へ相談する場合でも、家の図面や現状を撮影した写真を用意しましょう。

言葉だけでなく、実際の寸法が分かる資料や状態が確認できる写真があると打ち合わせがスムーズに進みます。

まとめ

今回は、雨どいに鳥の巣ができてしまったときの対応や原因・対策などを紹介しました。

家以外の木などに巣を作ってもらう分には良いのですが、自分の家の雨どいに鳥の巣を作られてしまうと困ってしまいますよね。

すでに作られてしまった人は、まずは撤去をして、次にまた作られないようにこの記事で書いたいずれかの対策をして防ぎましょう。


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