【放置は危険!?】雨どいに草が生えていたらどうしたらいい?原因・影響・対処法を詳しく解説します!

雨どいに草が生えていたらどうしたらいい?原因・影響・対処法を詳しく解説

ふと屋根を見上げた時、雨どいに草が生えているのを発見してしまった。

見栄えも悪いし、放置したら他にも悪影響がありそう。何とか取り除けないかな?

掃除するだけでお金かけたくないけど、素人でもできるのかな?

こんな悩みをお持ちではないですか?

この記事では、雨どいに草が生える原因や放置したときに家に及ぼす影響、今後、雨どいに草が生えないように自分たちができる対処法までを詳しく説明します。

ぜひ最後まで読んで、家を快適に保つ参考にしてください。

雨どいに草が生えてしまう原因

雨どいに草が生えている

まず、なぜ土もない場所の雨どいに草が生えるのか疑問に思われているのではないでしょうか。

家の周辺に公園や森林など木が立っているような立地では、風によって巻き上げられた土や砂、枯葉が屋根に積り、それが雨で雨どいに流れて少しずつ堆積します。

堆積した土や枯葉などが月日が経つと、腐葉土に変わり、草が育ちやすい環境が整います。

土や砂、枯葉が風によって運ばれるということは、同じように草の種も風によって運ばれ、雨どいに入ります。

栄養たっぷりの腐葉土と雨によって草は、すくすくと育ちます。

その結果、本来あるべき雨どいの水の流れを止めてしまい、行き場をなくした水が雨どいから溢れ出てしまいます。

草以外で雨どいが詰まってしまう原因

草以外でも、雨どいが詰まる原因があるため紹介します。

  • 土や泥、埃の堆積
  • 落ち葉による詰まり
  • 鳥が雨どいの近くで作った巣の材料(小枝や葉っぱ)
  • ビニールなどの異物

どれも雨どいの詰まりを引き起こして、水が雨どいから溢れ出るなどの問題が発生するので、できるだけ早く取り除く必要があります。

特に土や泥、埃の堆積や落ち葉による詰まりは、庭に高い木があったり、自然豊かな公園のそばなどに建っている家で発生することが多いため、当てはまる場所に家がある人は、雨どいを気にしてみるようにしましょう。

雨どいに草が生えていることを知っているのに放置すると、どうなる?

雨どいに生えた草で詰まらせてしまったまま放置した場合、家にどのような悪影響があるのでしょうか?

雨漏りの発生原因になる可能性がある

雨どいに草が詰まると雨漏りの発生原因になるかも

水漏れが発生した場合、バシャバシャと音がうるさかったり、お隣さんへ雨どいに溜まった汚い水が入ってしまったり、という問題も発生しますが、一番起こりやすく、また被害も大きくなりやすいのが雨漏りです。

本来、屋根に降った雨は、雨どいを通って排水溝から排水されますが、雨どいが草で詰まっていると雨どいから水漏れが発生します。

水漏れが発生したときにもし、外壁や窓のシーリングなどにひび割れがあった場合、そこから水が侵入する可能性が高いです。

その結果、部屋の天井や壁の雨漏りにつながります。

カビやシロアリの二次被害が発生する可能性がある

雨どいに草が詰まるとカビやシロアリの発生原因になるかも

雨どいに草が詰まっていると水が溢れるので、花壇に水たまりができたり、長期間その状態を放っておいていると地面に窪みのような穴ができる可能性もあります。

地面に窪みのような穴ができていたら、人がつまずいて転んでしまうことも考えられますし、雨が降ったときには水たまりができるようになります。

家のまわりがそんな湿気の多い状態だと、湿気が大好物なシロアリを寄せ付けたり、外壁がカビや苔まみれになって、見た目的にも悪くなってしまう可能性があります。

これは、敷地の水はけなどにも左右される事ですし、実際ここまでの被害になる可能性は高くはないかもしれません。

しかし、たかが雨どいに草が生えただけと甘く見て放置していると、こういった大きな被害に遭う可能性があることは覚えておくといいでしょう。

修理費用が莫大になる可能性がある

雨どいに草が詰まると雨漏りの発生原因になり、莫大な修理費用が必要になるかも

もし、雨どいに生えた草を放置し続けて、雨漏りやシロアリが住むようなことが発生した場合、費用面で大きな負担となります。

1階の雨どい清掃くらいなら、数千円で解決してくれる業者さんはいます。

しかし、雨どいに草が生えてしまったことを放置して、雨漏りまで発展してしまった場合、雨どい交換・外壁工事・内装工事など様々な工事が必要となります。

総額数百万の修理費用がいきなり発生してしまう可能性があります。

少し大袈裟に書いてしまっているかもしれませんが、雨漏りの症状がひどくなればなるほど、修理費用も莫大になることは頭の片隅にでも入れておくといいでしょう。

そんなことになる前に対処することで、想定外の出費を抑えることができます。

雨どいに生えてしまった草はどうすればいい?

雨どいの草が生えてしまった家|雨どい清掃のビフォーアフター

雨どいに生えてしまった草は、雨どいの清掃で取り除くことができます。

雨どいのどの箇所に草が生えているかにもよりますが、集水桝という軒樋と竪樋がつながっている箇所に草が生えていることが多いです。

この箇所は、もっとも土などが溜まりやすく、草も下へ根っこを伸ばしやすいので、しっかりとした草が生えています。

草を抜くにも、かなりの力が必要なため、しっかりと安全の確保ができた状態で雨どい清掃をします。

雨どいの草を取り除く清掃方法は以下の通りです。

  1. 土を手作業で取り除く
  2. 草を引っこ抜く
  3. 奥まで詰まっている土を手作業や器具を使って取り除く
  4. 高圧洗浄の水で洗い流す

この方法で作業をしても、器具が届かないところまで詰まっていて土が取りきれないこともあります。

ある程度の草と土は取り除いているため、一時的に雨どいの水漏れを解消することはできますが、またすぐに詰まり、雨どいから水漏れが発生する可能性があります。

このような場合は、竪樋の交換(1本)をしたほうが早く、確実に解決できます。

雨どいに生えた草を取り除く費用は?

雨どいに生えた草を取り除く費用は、通常の雨どい清掃と行う作業は変わらないので、1箇所または1mで5,000円〜です。

1階でハシゴが安全に架けられるという条件はありますが、比較的安価で雨どいに生えた草を取り除くことができます。

ただし、安全が確保できなかったり、2階以上の場合は雨どいの清掃だけとはいえ、足場が必要になるケースもありますので、業者の現地調査と見積りを必ずしましょう。

稀にあるお問い合わせ

雨どいの清掃後、「雨どいの草を取ったあと、違うところから水漏れしているんだけど・・」というお問い合わせが稀にあります。

これは、今まで草や土が詰まっていたことにより、塞がれていた隙間が雨どいの清掃で詰まりが解消されたため起こる現象です。

この場合は、経年劣化による雨どい自体の歪みなどが原因のため、別途、雨どいの交換や補修が必要です。

雨どい清掃は高所作業。素人が自分でやるのは危険!

雨どいは高所!危険なので、素人が雨どい清掃をしない

雨どいの草を取り除く清掃方法を見ると「わざわざ業者に頼まなくても、自分でできそう」と思った人も多いと思います。

ホームセンターで必要なものだけを買えば、それ以外に費用はかかりません。

しかし、ここで絶対に押さえておかなければいけないポイントは、雨どいが高所にあることです。

1階の雨どいは、約2mの高さのところに設置されており、2階以上の雨どいとなると約6.5m以上の高さに設置されています。

台風や大雨の前後に屋根にブルーシートをかけたりといった作業や、豪雪地で屋根に上っての雪下ろし作業で毎年多くの事故が起きているのはご存じの方も多いと思います。

やっている本人からすれば自分は大丈夫と思うものですが、素人が思っている以上に高所作業とは危険なものです。

雨どいに草が生えてしまった場合は?

草の根っこがどのくらい張っているのかにもよりますが、地面の草を抜こうとしてバランスを崩して尻もちをついた経験ありませんか?

同じように雨どいに生えている草も踏ん張りとある程度の力が必要なときもあります。

例えば、2階の雨どいに草が生えていたと想定して、ハシゴで約6.5m以上の高さで、その踏ん張りができるかと言われると、私たちのような高所に慣れている職人でも危険すぎて、できません。

そういったリスクがあることを考慮すると、自分でできそうと思っても、自分ではやらないようにしましょう。

雨どいに草が生えないようにするためにできること

今後、雨どいに草が生えないようにするためにできることはあるのでしょうか?

効果的な2つを紹介します。

雨どい清掃を年1回で行う

雨どいに草を生えさせないために雨どい清掃をしましょう

「でも、掃除するならやっぱりマメにしないとダメなんでしょ?」そんな風に思われる人もいるでしょう。

結論から言うと、雨どいの掃除は基本的には年1回で十分です。

別に部屋の掃除のようにピカピカにする必要はないので、きちんと雨水が雨どいを通って流れる状態にできれば問題はありません。

ただし、立地によっては半年に1回掃除したほうが良いこともあります。

雨どいが詰まってしまう原因でも触れましたが、庭に高い木があったり、自然豊かな公園、学校が近くにある場合は雨どいに枯葉や土などが非常に溜まりやすいです。

こういった立地に家がある場合は、半年に1回の掃除または雨どいネットの設置を検討する必要があるかもしれません。

周りに樹木が多い家では雨どいネットの設置がオススメ

雨どいに草を生えさせないために雨どいネットの設置がおすすめ

原因でもある通り、堆積した土や枯れ葉などが腐葉土に変わり、草が育ちやすい環境が整うため草が生えてしまいます。

仮に草の種が雨どいに入っても、草が育たない環境にするために土や枯れ葉などが雨どいに溜まらないようにすることができます。

それが、雨どいネットの設置です。

特に周りの庭に高い木があったり、自然豊かな公園、学校が近くにある家に住んでいる人は、土や枯葉が非常に溜まりやすい状況のため、雨どいネットの設置をおすすめします。

また、毎年業者に依頼をして掃除するのも面倒だなと思う人も雨どいネットを設置することで、その面倒を解消できます。

雨どいネットについては、もっと詳しく知りたい人はこちらの記事をご覧ください。

まとめ

雨どいに草が生えてしまうなんて、初めは驚いてしまうかもしれませんが、異変に気づくきっかけになります。

このきっかけがなければ、雨どいのことを気にすることなど無かったかもしれません。

だからこそ、発見したときには早めの対応を心がけましょう。

また、個人でできることには限界があります。

難しいと思ったことは無理をせず、プロに任せて、安心、安全にきれいな家を保ちましょう。


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