
修理業者を探していると 「火災保険を使えば0円で修理ができます!」 などの言葉をよく見かけませんか?
このようなサイトを見てみると火災保険の申請を代行します!といったサービスが記載されている場合が多いかと思います。
今回はそんな火災保険の申請代行について簡単に解説します。
また、火災保険申請代行業者を選ぶポイントについても紹介します。
火災保険の申請代行とは
契約者本人と保険会社との間に入って火災保険の申請を代行してくれるサービスのことです。
火災保険を申請するためには、申込書の他に様々な書類をを送る必要があります。
資料の作成や申込書の書き方、保険会社との査定のやり取りなど、面倒だなと思ったり、不安だなと思うような部分をプロに相談しながら一緒に進めていきます。
そのため 「お客様は何もしなくていい」 と言われたときは、この業者大丈夫かな?と疑問を持った方がいいかもしれません。
似たような言葉で火災保険申請サポートというのもありますが、明確な違いはなく、代行をサポートと言い換えているだけの場合も多いので、同じものと思っていいと思います。
どんな業者がやってるの?
代行業者には2種類ある
→ 工事ができる
②火災保険申請代行のみに特化している
→ 工事できない
1ハウスメーカーや工務店で申請代行もしている
ハウスメーカーや工務店でも「 申請代行を行います! 」と謳っている会社が最近、特に増えてきました!(2021年1月8日時点)
被災箇所が高所の場合、その箇所の写真を撮る必要があるのですが、長い梯子を持っているご家庭は少ないと思いますし、高所はとても危険です。
ハウスメーカーや工務店であれば、長い梯子やドローンなどがありますし、高所にも慣れているため、安心して任せられます。
また、自社で工事をしているか・下請けに工事を依頼しているかで少し費用が変わってきます。
自社の場合は、一貫して行うため純粋な工事費のみになります。
しかし、下請けに工事を依頼している場合、中間マージン(手数料)が工事費に加わるので、思っているより高くなる可能性があります。
2火災保険申請代行のみに特化している
火災保険の申請代行のみに特化した会社です。
このような申請代行専門の99%が詐欺だと言っても過言ではないと思います。
なぜなら、工事の経験がないため、住宅に関する知識がほとんどないからです。
工事業者は別で探す必要がありますし、もし、このような会社から 「工事業者を紹介しましょうか?」 と言われても、このような会社が紹介する業者に工事をさせてはいけません。
理由は、このような会社が紹介する業者です。
いい加減な施工をしたり、施工の箇所を誤魔化したりする可能性が高いからです。
また、このような会社に依頼すると下りた金額に対して○○%のような高額な費用が発生する場合が多いので、注意が必要です。
火災保険申請代行業者を選ぶポイント
申請代行サービスについては、大体わかったけれど、どんな業者を選べばいいか分からないという人向けに選ぶポイントをお伝えしたいと思います。
ハウスメーカーや工務店で申請代行もできるところ
火災保険申請代行のみに特化した会社の場合、下りた金額に対して○○%という成果報酬型なので、目先の利益だけを考えて、とんでもない金額で申請する可能性があります。
この中には悪質な業者が多くいるので、注意する必要があります。
例えば、嘘の申告や無理な交渉、もっと悪い業者になると、ワザとお家を破損させてしまうなど詐欺まがいの行為を行う業者が実際にいます。
これは実際に当社職人がお客様から聞いた話なのですが、、、

※イメージ画像です。
当社の職人が実際にその箇所を見てみたところ、一度ワザと壊したり、外したりして写真を撮り、元に戻しているのではないかと思われる、かなり悪質なケースに遭遇しています。
また、お家の修理をするために下ろした保険金なのに、そのいくらかをを申請代行会社に支払わなければならないので、もったいない気がします。
そのため、火災保険申請代行のみに特化した会社よりも、工事実績のある工務店などで申請代行もしているところにお願いした方が、結果的にお得に工事ができます。
自社で工事まで行える業者
ハウスメーカーや工務店の中でも、下請けに工事を依頼している場合、中間マージン(手数料)が発生するため、できれば自社で工事を行っている業者をオススメします。
まとめ
★火災保険申請代行には、工務店が行っているものと火災申請代行に特化したものがある
★工務店で下請けに依頼している場合は、中間マージン(手数料)が工事費に加わる
★火災保険申請代行サービス特化の場合は下りた金額に対して○○%という成果報酬型が多い
★ハウスメーカーや工務店で申請代行もでき、自社工事を行っている業者がオススメ