ヤバい!!雨樋が外れた!信用できる業者選びと工事法や費用相場を徹底解説。
もうすぐやってくる梅雨時期に向けて、お家の雨樋を確認してみようと思われる方も多いのではないでしょうか。
雨樋は、屋根から流れ落ちる雨を適切に排出するために重要な役割を果たします。
雨樋が壊れたり、外れたりすると家に様々な問題が生じてしまうので早めに直さなければなりません。
この記事では、雨樋の外れを直す時、信用できる業者選びと費用相場について徹底解説していきます。
最後までご一読ください。
雨樋が外れる原因は何?
それでは、雨樋が外れてしまう原因を考えていきましょう。
気温変化による雨樋の膨張
雨樋は、塩化ビニル樹脂製のものがほとんどです。
雨樋は、夏場の気温で熱くなると膨張し伸びます。
伸縮を吸収するための継ぎ手を、適切な位置に設けていなければ、伸縮により雨樋が外れてしまいます。
地震による揺れ
地震の揺れによっても、雨樋は外れてしまう場合があります。
特に、縦樋は一番下の部分が地面に繋がっているため、地震による揺れの影響を受けやすく縦樋は外れやすくなります。
また、地震により瓦がずれて雨樋に接触したり、壁にヒビが入って雨樋の指示金物が変形したりすることも原因の1つと言えるでしょう。
積雪
積雪地方では、屋根に積もった雪が落ちる際に、雨樋を傷めてしまうことが多くあります。
軒樋は、落雪の影響を直接受けてしまいますので外れたり、破損したりしやすいのです。
外的要因
上記した原因以外に考えられるのは、外的な力が加わったことによるものです。
庭でボール遊びをしていて、屋根の上にボールが飛んでいった経験を、お持ちの方も居られるのではないでしょうか。
その際に、樋にボールが接触すると外れてしまいます。
また、駐車場付近にある縦樋が外れているのもよく目にします。
車を駐車する際に、目立ちにくい樋に接触してしまい外れてしまうのです。
雨樋が外れると何が起こる?
雨樋が外れると、雨水が適切に流れず家の屋根から滝のように流れ落ちてきます。
雨樋の外れた部分だけ、大雨が降っているような状態となりますので、家にとって良くないのです。
それでは、実際にどんな事態が考えられるか見ていきましょう。
外壁の劣化
通常であれば、屋根に流れる雨を雨樋が受けて、雨水配管へと流れていきます。
雨樋が外れていると、外れた部分から雨水が流れ落ち、外壁や軒裏に直接かかってしまうことになります。
外壁や軒裏は雨に濡れることで、コケ・カビが生えやすくなったり湿気を帯びたりすることで傷みやすくなるのです。
室内への漏水
想定されていない場所に雨水がかかると、室内への漏水を引き起こします。
特に軒裏や、窓回りに多量の雨水がかかると少しの隙間からでも漏水が発生してしまうのです。
樋が外れていると、考えられない場所に水が流れていきますので室内へ漏水する確率が高くなってしまいます。
外れた雨樋を直す費用相場
意外と大きな問題を引き起こす原因となる、雨樋の外れですが、実際に直すにはどのくらい費用が必要なのか見ていきましょう。
処置方法 | 費用相場 |
応急処置(テープ巻・繋ぎ直し) | ¥1,000~ ※DIY含む |
一部の取り替え補修 | ¥35,000~ |
雨樋全部の交換 | ¥200,000~ |
応急処置
応急処置として、外れた部分をテープで繋ぎ直す方法があります。
接続に用いるテープは、アルミ製のテープを用いると水にも強く効果的です。
しかし、あくまでも応急処置となりますのでいずれ劣化して同じ症状が起こるでしょう。
また、軒樋が外れている場合、脚立を使っての作業となりますので、DIYで行うには危険が伴います。
応急処置の費用相場は、DIYで行うのであれば¥1,000〜で可能です。
業者に依頼しても¥20,000〜の費用負担となります。
一部の取り替え補修
雨樋は、外れている部分や破損している部分のみを交換することが可能です。
一部を切り取り、ジョイント部材を用い新しく入れ替える工事になります。
補修としては良い方法ですが、同じ色がない場合や同じ形状がない場合もありますので、業者による現場調査が必要となるでしょう。
雨樋の取り替え補修は、DIYで行う事をおすすめしません。
高所作業になり危険が伴うことと、雨の流れを考慮し勾配調整が必要となります。
雨樋の一部取り替えの費用相場は、¥35,000〜です。
取り替えする範囲により費用は変動しますが、これ以上かかりそうであれば全部の交換を検討すると良いでしょう。
雨樋全部の交換
外れた雨樋以外もすべてを交換する工事です。
長期的に見ると一番良い方法と言えます。
ただし、初期費用が大きくなりますので、慎重な判断が必要となります。
仮設足場が必要になりますので、雨樋の交換だけを考えるのではなく、外壁の塗装や屋根の塗装を含めて検討する事がおすすめです。
雨樋の全部を交換する費用相場は、¥200,000〜です。
併せて仮設足場費用が必要になりますので、なるべく外壁回りの工事をまとめて行い、足場を有効活用しましょう。
業者を選ぶときのポイント
雨樋の修理や交換を行える業者は、屋根専門業者、リフォーム業者などがあげられます。
業者を選ぶ時に注意すべきポイントを解説していきます。
工事実績
まずは、工事実績を確認しましょう。
実際にあまり経験がなくても、出来てしまう工事なので安請け合いする業者も少なくありません。
しかし、雨樋の修理、取り替えは雨の流れを考えた微調整が必要なので、実績のある業者を見つけるように注意してください。
ホームページの内容や口コミ
ホームページの内容や、口コミを確認しましょう。
特に口コミサイトには、実際にその業者に仕事を依頼した方の意見が書かれています。
また近くに実際工事を行った現場があれば見に行くのも良い方法です。
営業マンの姿勢
工事後のアフターフォローも含め、営業マンの姿勢は、会社の姿勢を映し出しています。
雨樋の補修、取り替えは工事内容としては面白くありませんが、家にとっては重要な工事です。
それを理解し真摯に取り組んでくれる営業マンのいる会社に依頼することをおすすめします。
会社の場所
会社の規模によっては、工事を行える範囲を広くうたっている場合があります。
もちろん、広範囲で工事を行うことは可能ですが、あまりにも会社(事業拠点)から遠いと緊急時の対応が後手に回ります。
また、これから先のお付き合いも考えると家から1時間以内に所在地がある会社を選ぶと良いでしょう。
相見積もりは必要?
費用相場を把握するために、相見積もりは必要です。
ただ、インターネットでの情報、口コミなど費用相場を掴むことができるようであれば、費用を比較するための相見積もりは必要ありません。
相見積もりを行う場合は、費用の比較以上に内容を吟味することが重要です。
費用だけ比較すると失敗することも
費用比較のために、相見積もりを取得すると値下げに繋げることができます。
しかし、工事の値下げは工事の手抜きに繋がってくることが多いのです。
相見積もりを行うときは、費用以外の面を重視して比較しましょう。
使用する材質や、工事の工法、近隣への対応や工事後のアフターメンテナンスなど見積り書の中だけでは見えてこない、魅力を持った業者を見つけましょう。
末永く付き合える業者をみつけよう
雨樋が外れることは、家にとっては良くない事態です。
ですが、業者からすると“おいしい”工事ではありません。
何故なら、工事費用が大きくなる可能性が低くアフターフォローも必要になるからです。
裏を返せば、雨樋が外れたら“信用のおける末永くお付き合いできる業者”を見つけるチャンスです。
まとめ
最後に今回のテーマ「雨樋が外れたとき」についてまとめます。
- 雨樋が外れる原因
- 雨樋が外れることで起きる不具合
- 外れた雨樋を直す費用
- 業者を選ぶときのポイント
- 相見積もりの必要性
- 末永く付き合える業者を見つける
この記事を読んだことが、あなたにとって最高の業者に出会えるきっかけになれば幸いです。