【千葉県】大雨による床下浸水…床の張り替え・大工工事に火災保険は使える?

住宅街が浸水している様子

2026年8月13日から14日にかけて、千葉県では線状降水帯が発生するなど、記録的な大雨となりました。

柏市・松戸市・市川市・船橋市・佐倉市・印西市などで激しい雨が降り、「自宅の床下まで水が入ってしまった」「床やフローリングが濡れてしまった」とお困りの人もいらっしゃるのではないでしょうか。

床下浸水は、水が引いたからといってそのままにしておくのは注意が必要です。

床材だけでなく、床下の木材や断熱材などが水分を含んでいる場合があり、放置するとカビや腐食などにつながるおそれがあります。

また、浸水によってフローリングが浮いたり、床がブカブカしたりするなどの症状が見られる場合は、床材や下地の補修・交換が必要になることもあります。

さらに、今回のような大雨による浸水被害では、加入している火災保険の「水災補償」が利用できる可能性もあります。

今回は、床下浸水した場合にまず確認したいポイントや、床の張り替え・補修が必要になるケース・工事費用の目安・火災保険を利用できる可能性について詳しく解説します。

「床下まで水が入ったけれど、床を張り替える必要があるのか分からない」「一部分だけ修理したい」「火災保険が使えるか確認したい」という人も、ぜひ参考にしてください。

千葉県で記録的な大雨・線状降水帯が発生

2026年8月に起きた冠水の様子(千葉市)

2026年8月13日から14日にかけて、千葉県では線状降水帯が発生するなど、記録的な大雨となりました。

今回の大雨で観測された雨量は以下の通りです。

地域(観測地点)合計雨量(8/13~14)
佐倉市(佐倉)309.0mm
船橋市(船橋)226.5mm
我孫子市(我孫子)217.0mm
千葉市(千葉)386.0mm
茂原市(茂原)252.0mm
木更津市(木更津)125.5mm
市原市(牛久)240.5mm

※気象庁の過去の気象データをもとに作成しています。
※8月13日・14日の各日の降水量を合計した数値です。
※各地域の数値は、それぞれの観測地点で観測された降水量です。

これほど大量の雨が降ると、側溝や排水設備などで雨水を処理しきれず、道路や敷地内に水があふれ、住宅の床下まで雨水が入り込むことがあります。

特に、床下浸水は外から見ただけでは被害の程度が分かりにくく、水が引いたあとも床下に水分や泥が残っているケースもあります。

また、時間が経ってから床の浮きや変色・ブカブカするなどの異変が見つかる場合もあります。

今回の大雨で住宅への浸水があった場合は、「水が引いたから大丈夫」と判断せず、床下や床材の状態を確認することが大切です。

床下浸水したら、まず何を確認する?

大雨によって床下浸水した場合は、水が引いた後に住宅の状態を確認することが大切です。

床下に入り込んだ水がきれいな雨水だけとは限らず、泥や汚れなどが一緒に流れ込んでいることもあります。

また、床材や下地・断熱材などが水分を含んでいる場合は、放置することでカビや腐食などにつながるおそれがあります。

床下浸水があった場合は、次のようなポイントを確認してみましょう。

床下に水や泥が残っていないか確認する

床下に泥が溜まっている様子

床下の状態は、住宅に設置されている床下点検口や床下収納庫などから確認できる場合があります。

床下に水が溜まっていないか、泥や汚れが入り込んでいないかを確認しましょう。

ただし、床下に水が残っている場合や泥が大量に入り込んでいる場合は、無理に床下へ入らないようにしてください。

水に濡れた床下では足元が不安定になっているほか、漏電などの危険が伴う場合もあります。

床下点検口などがなく、ご自身で状態を確認できない場合は、無理をせず専門業者に点検を依頼しましょう。

床や床下に異常がないか確認する

フローリングが浮いている様子

床下浸水では、床材や下地・床下の断熱材・木材などが水分の影響を受けることがあります。

特に、次のような症状が見られる場合は注意が必要です。

  • フローリングが浮いている・膨らんでいる
  • 床材が変色・剥離している
  • 床材の継ぎ目が目立つようになった
  • 床を歩くとブカブカする・沈む感じがする

見た目に大きな変化がなくても、床下の木材や断熱材が濡れている可能性があります。

水分が残ったままになると、カビや腐食の原因になることもあるため、浸水した範囲が広い場合や床下の状態が分からない場合は、専門業者に確認してもらうと安心です。

「床は普通に見えるけれど、床下の状態が心配」という場合も、床だけでなく床下まで含めて被害状況を確認することが大切です。

床下浸水による床の修理・張り替えにはどんな工事が必要?

床下浸水による住宅の被害は、水がどこまで入り込んだか、床材や下地がどの程度影響を受けたかによって必要な工事が異なります。

床材の一部分を補修するだけで済む場合もあれば、床材の張り替えや下地材の交換など、大工工事が必要になるケースもあります。

ここでは、床下浸水後に行われることのある主な工事について紹介します。

床材・フローリングの張り替え

フローリングを張り替えている様子

浸水によってフローリングが膨らんだり・浮いたり・剥がれたりしている場合は、傷んだ床材の張り替えが必要になることがあります。

被害が一部分に限られている場合は、その部分だけを補修・張り替えできるケースもあります。

しかし、広い範囲にわたって床材が水分の影響を受けている場合は、工事範囲が大きくなることもあります。

傷んだ下地材の補修・交換

床の下地材が痛んでいる

床下浸水は、表面から見えるフローリングだけでなく、その下にある下地材まで水分の影響を受けることがあります。

下地材が濡れて傷んでいる場合には、床材を剥がして状態を確認したうえで、必要な部分の補修や交換を行います。

「床がブカブカする」「沈むように感じる」といった症状がある場合は、床材だけでなく下地の状態も確認することが大切です。

床下の清掃・乾燥

床下に溜まる雨水の様子

※床下部分に溜まった雨水

床下に水や泥などが入り込んでいる場合は、床下の清掃や乾燥が必要になることがあります。

水分が残った状態で床を張り替えてしまうと、後からカビや腐食などの問題につながる可能性があります。

そのため、床材を張り替えるだけでなく、床下の状態を確認し、必要に応じて清掃・乾燥を行うことが重要です。

断熱材などの交換が必要になる場合も

床下にある断熱材

床下に設置されている断熱材が浸水によって濡れてしまった場合には、状態に応じて交換が必要になることがあります。

断熱材の種類や浸水の程度によって対応は異なるため、床下の状態を確認したうえで判断します。

床下浸水では、床材だけでなく、下地や断熱材など目に見えない部分まで影響を受けている可能性があります。

そのため、表面の床材だけを見て判断せず、床下を含めて被害状況を確認することが大切です。

床下浸水による床の張り替え費用はいくら?

費用相場を表すイラスト

床下浸水による修理・復旧費用は、浸水の程度や被害の範囲・必要となる工事によって大きく異なります。

床下の排水・清掃だけで済む場合もあれば、床材や下地・断熱材などの交換が必要になり、工事費用が大きくなるケースもあります。

あくまで目安ですが、床下浸水の被害レベルによる費用イメージは次のとおりです。

被害の程度費用の目安主な工事内容
軽度5万円~10万円程度排水・清掃・消毒など
中度10万円~40万円程度汚泥の除去・洗浄・乾燥・消毒など
重度40万円~100万円以上床材・断熱材の交換、床下の補修など

※上記はあくまで一般的な費用の目安です。
※実際の費用は、住宅の構造や浸水範囲・床材の種類・被害状況によって異なります。

また、床下浸水したからといって、必ずしも部屋全体の床を張り替える必要があるわけではありません。

被害が一部分に限られていれば、傷んだ箇所だけを補修・張り替えできる場合もあります。

一方で、被害範囲が広い場合や床材だけでなく下地・断熱材などにも影響が及んでいる場合は、必要な工事が増えるため、その分費用も高くなる傾向があります。

そのため、実際にかかる費用は、床や床下の被害状況を確認したうえで判断することが大切です。

「どこまで修理すればいいのか分からない」「できるだけ必要な部分だけ修理したい」という場合は、まず現地調査と見積もりを依頼するとよいでしょう。

床下浸水による床の修理に火災保険は使える?

火災保険のイメージ

大雨による床下浸水で床や住宅に損害が生じた場合、加入している火災保険の「水災補償」が利用できる可能性があります。

ただし、床下浸水したからといって必ず保険金が支払われるわけではありません。

加入している保険の補償内容や浸水の状況・損害の程度などによって、保険金が支払われるかどうかが判断されます。

ここでは、床下浸水による床の修理に火災保険を利用できる可能性があるケースや、申請前に確認しておきたいポイントを紹介します。

火災保険の「水災補償」が対象になる可能性がある

火災保険には、台風や大雨などによる洪水・浸水などの損害を補償する「水災補償」があります。

水災補償を付けている場合、大雨による浸水によって床や建物に損害が生じたとき、補償の対象となる可能性があります。

ただし、保険会社や契約内容によって補償の条件は異なるため、まずはご自身の保険証券や契約内容を確認することが大切です。

被害状況が分かる写真を撮っておく

スマートフォンで写真を撮影する人

火災保険の申請を検討する場合は、修理や片付けを始める前に、できるだけ被害状況を写真に残しておきましょう。

床の浮きや変色・浸水した範囲・床下の状態など、被害が分かる場所をさまざまな角度から撮影しておくと安心です。

ただし、安全を確保することを最優先にし、危険な場所へ無理に入って撮影することは避けてください。

なお、保険金の支払い可否や金額は保険会社が損害状況などを確認したうえで判断します。

工事を依頼する前に、まず保険会社へ相談しておくとよいでしょう。

床下浸水したら、できるだけ早めに専門業者へ相談を

冠水する住宅街の様子

床下浸水した場合は、水が引いた後も床下や床材に水分が残っている可能性があります。

床材の浮きや変色など、目に見える症状がなくても、床下の木材や下地・断熱材などが水分の影響を受けていることもあります。

また、床下に泥や汚れが入り込んでいる場合は、清掃が必要になることもあります。

「床は普通に見えるから大丈夫」と自己判断せず、浸水した範囲や床下の状態を確認し、必要な工事を判断することが大切です。

以下のような症状がある場合、早めに専門業者へ相談しましょう。

  • 床がブカブカする・沈む感じがする
  • フローリングが浮いている・膨らんでいる
  • 床に変色や剥がれが見られる
  • 床下に水や泥が残っている
  • 床下の状態を自分で確認できない

床下浸水による被害は、床材の部分補修だけで済む場合もあれば、床材や下地の交換や床下の清掃が必要になる場合もあります。

被害が大きくなる前に状態を確認しておくことで、必要な工事の範囲も判断しやすくなります。

「床の一部分だけ修理したい」「床下まで水が入ったけれど、どこまで直せばいいか分からない」という場合も、まずは現在の状態を確認してもらうことをおすすめします。

床下浸水による床の張り替え・大工工事はご相談ください

床材を固定する職人の様子

今回の大雨によって床下浸水などの被害に遭われた人は、まずは住宅の状態をご確認ください。

床材の浮きや変色・床がブカブカするなどの症状がある場合は、床材だけでなく下地や床下まで被害が及んでいる可能性があります。

やねまるでは、床下浸水による床の張り替えや補修・大工工事など、被害状況に応じた工事に対応しています。

 床全体を張り替える必要があるのか分からない
 一部分だけ修理したい
 床下の状態も確認してほしい
 浸水による被害をどこまで直せばいいのか分からない
 火災保険について詳しく教えてほしい

といったご相談もお気軽にお問い合わせください。

必要な箇所や工事内容を確認したうえで、現在の状態に合わせた修理方法をご提案いたします。

また、今回のような大雨による浸水被害では、火災保険の水災補償が利用できる可能性もあります。

火災保険の利用を検討されている人も、まずは被害状況をご相談ください。


まずは被害状況を相談する

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