雨どい掃除は自分でできる?掃除方法・費用・業者に依頼する目安を解説

雨どいに落ち葉が詰まっている

「雨どいが詰まっているみたいだけど、自分で掃除できる?」

「雨どい掃除を業者に頼むと、いくらくらいかかるんだろう?」

雨どいに落ち葉や泥が溜まっていると、雨水がうまく流れず、雨漏りや雨どいから水があふれることがあります。

雨どいの掃除は、1階部分などの手の届きやすい場所であれば、自分で掃除できる場合もあります。

一方で、2階以上の雨どいは高所での作業になるため、無理をすると転落などの事故につながるおそれがあり注意が必要です。

また、雨どいに詰まっているのは落ち葉や泥だけとは限りません。

実際の施工現場では、草が雨どいの形に根を張っていたり、思いがけないものが入り込んでいたりするケースもあります。

今回は、雨どい掃除を自分でする方法や注意点・業者に依頼したほうがよいケース・雨どい掃除にかかる費用などについて詳しく解説します。

「雨どいの掃除は自分でできるだろうか?」と迷っている人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

雨どい掃除は自分でできる?

雨どいの泥を手作業で除去

雨どいの掃除は、場所や詰まりの程度によっては自分でできる場合があります。

たとえば、1階部分にある雨どいで、脚立などを使えば無理なく手が届く高さであれば、落ち葉や泥などを取り除くことは可能です。

ただし、雨どいが2階以上にある場合や屋根に上がらなければ作業できない場合は注意が必要です。

高所での作業は転落する危険があるため、無理をしないことが大切です。

また、雨どいの中を確認すると、単なる落ち葉の詰まりではなく、草が根を張っていたり、泥が大量に溜まっていたりする場合もあります。

無理に取り除こうとすると、雨どいが破損したり落下する可能性があります。

「手が届く場所に少しゴミが溜まっている」という程度であれば自分で掃除できることもありますが、高所作業や頑固な詰まりの場合は、業者に依頼することも検討しましょう。

次に、雨どいを自分で掃除する場合の方法と、作業時の注意点について紹介します。

雨どい掃除を自分でする方法

雨どいを自分で掃除する場合は、まず「どこにある雨どいなのか」「安全に手が届く場所なのか」を確認しましょう。

基本的には、雨どいに溜まっている落ち葉や泥・草などを取り除き、水がきちんと流れる状態にすることが目的です。

ただし、高所での作業には転落の危険があるため、無理をしないようにしましょう。

1階の雨どいを掃除する場合

1階部の雨どいを手作業で掃除しているイラスト

1階部分の雨どいであれば、脚立などを使って自分で掃除できる場合があります。

雨どいの中を確認し、落ち葉や泥などのゴミを手で取り除きましょう。

細かいゴミは、バケツなどに入れながら作業すると周囲を汚しにくくなります。

脚立を使用する場合は、必ず平らで安定した場所に設置してください。

また、可能であれば一人で作業せず、もう一人に脚立を支えてもらうなど、安全を確保して作業することが重要です。

掃除が終わったら、ホースなどで水を流し、水がきちんと流れるか確認するようにしましょう。

詰まりを解消しても水が流れない場合、ほかの箇所の詰まりなどが考えられるため、専門業者へ点検を依頼すると良いでしょう。

2階以上の雨どいを掃除する場合

ベランダから手を伸ばして雨どいを掃除しているイラスト

2階以上の雨どいは、高所での作業になるため、1階部分よりも注意が必要です。

場所によって、ベランダや窓から雨どいに手が届き、落ち葉などを取り除ける場合もあります。

このように、安全な場所から無理なく手が届くのであれば、自分で掃除できるケースもあります。

ただし、身を乗り出したり、屋根の上に上がったりしなければ届かない場合は、無理をすると危険が伴います。

「少し身を乗り出せば届くから・・・」と思っていても、高所からの転落は大きな事故につながるおそれがあります。

2階以上の雨どいを掃除する場合は、まず安全に作業できる場所から手が届くかを確認し、難しい場合は業者に依頼することをおすすめします。

雨どいには何が詰まる?

雨どいの詰まりと聞くと、「落ち葉や泥が溜まっている」というイメージを持つ方が多いのではないでしょうか。

実際、雨どいには落ち葉や泥・草など、さまざまなものが入り込みます。

さらに、雨どいに溜まった土や泥を栄養にして草や苔(コケ)が生えてしまうこともあります。

中には、雨どいの形に沿うように根が張ってしまい、簡単には取り除けない状態になっているケースもあります。

ここでは、雨どいに詰まりやすいものを紹介します。

落ち葉・泥・草

雨どいに落ち葉が詰まっている

雨どいに詰まるものとして、まず挙げられるのが「落ち葉や泥・草」です。

特に落ち葉は、雨どいの中に溜まったまま放置すると、雨や風によって少しずつ泥や土と混ざり、固まってしまうことがあります。

そこに草の種などが入り込むと、雨どいの中で草が生えてしまうことも・・・。

草が小さいうちは比較的取り除きやすいですが、長期間そのままになっていると、根が雨どいの形に沿って広がってしまうこともあります。

「落ち葉が少し溜まっているだけ」と思っていても、放置することで掃除が大変になってしまう場合があるため、注意が必要です。

雨どいに落ち葉や泥が溜まっているのを見つけたら、早めに掃除することをおすすめします。

鳥の巣・小枝

雨どいに鳥の巣ができている

雨どいには、鳥が運んできた小枝や枯れ草などが入り込み、巣が作られてしまうこともあります。

特に、雨どいの中に小枝や葉などが溜まっていると、鳥がそれらを利用して巣を作ってしまう場合があります。

鳥の巣が雨どいをふさいでしまうと、雨水が流れにくくなり、雨どいから水があふれる原因になることもあります。

ただし、雨どいに鳥の巣を見つけても、すぐに自分で撤去するのは避けましょう。

巣の中に卵やヒナがいる場合、野鳥の巣を無断で撤去することはできません。

まずは巣の状態を確認し、卵やヒナがいる場合は、自治体などに相談するようにしましょう。

雨どいに鳥の巣ができた際のトラブルについては、以下の記事で詳しく解説しています。

【番外編】実際にやねまるで見つけた雨どいに落ちていたもの

雨どいに入るものといえば、落ち葉や泥・草などを思い浮かべる方が多いと思います。

しかし、実際に雨どいの掃除や点検をしていると、「こんなものまで入っているの?」と驚くようなものが見つかることがあります。

ここでは、これまでにやねまるが実際の施工現場で見つけた、雨どいに落ちていたちょっと珍しいものをご紹介します。

番外編①:みかんの皮

雨どいにみかんの皮が落ちている

まずご紹介するのが、「雨どいにみかんの皮が落ちていた事例」です。

雨どいの中から、まさかのみかんの皮が見つかったことがあります。

正直なところ、「なぜみかんの皮が雨どいに……?」と、私たちも少し驚きました。

雨どいは屋根の近くにあるため、風で飛ばされたものが入り込むことはありますが、みかんの皮がどのようにして雨どいに入ってしまったのかは不明です。

このように、雨どいには落ち葉や小枝など自然に入り込むものだけでなく、思いがけないものが入っていることもあります。

番外編②:ボール

雨どいにボールが入ってしまっている

続いては、「雨どいからボールが見つかったケース」です。

お子さんが遊んでいるうちに飛んでしまったのか、風などで入り込んだのか、実際のところ原因は分かりません。

しかし、ボールのようなものも、屋根や雨どいの位置によっては入り込んでしまうことがあります。

排水口などに引っかかると、雨水の流れを妨げる原因になることもあるため、放置しないようにしましょう。

番外編③:トミカ・・・?!

集水桝にトミカが入っている

そして、やねまるで見つかったものの中でも特に驚いたのが、「トミカ」です。

こちらは、ベランダの排水溝から奥へ続く集水桝に詰まっていました。

「なぜこんなところに……?」と思いますが、もしかすると、お子さんがベランダで遊んでいるうちに、トミカが排水溝に入り、そのまま集水桝まで流れてしまったのかもしれません。

もちろん、実際にどのように入り込んだのかは分かりません。

ただ、ベランダの排水溝や集水桝には、雨水と一緒にさまざまなものが流れ込む可能性があります。

小さなお子さんがいるご家庭では、ベランダで遊んだ後などに、おもちゃや小さなものが排水溝に入り込んでいないか確認しておくと安心です。

ベランダから排水溝を覗くとトミカが見える

※ベランダから排水溝を覗くと、奥にトミカが確認できる

このように、雨どいやベランダの排水設備には、落ち葉や泥だけでなく、思いがけないものが入り込んでいることがあります。

「雨が降ると雨どいから水があふれる」「ベランダの排水が悪い」などの症状がある場合は、単なる落ち葉の詰まりと思わず、一度内部の状態を確認してみましょう。

雨どいが詰まるとどうなる?

雨どいから溢れる雨水

雨どいが詰まると、屋根から流れてきた雨水がうまく排水できなくなります。

詰まりを放置すると、雨どいから雨水があふれたり、外壁や軒下などに雨水が流れたりすることがあります。

特に大雨のときは、一度に大量の雨水が流れ込むため、水があふれやすくなります。

また、雨どいからあふれた雨水が建物に繰り返し流れることで、屋根や外壁の状態によっては「雨漏り」につながる可能性もあります。

雨どいの中に水やゴミが溜まった状態が続くと、重さによって雨どいや金具に負担がかかることもあります。

「雨が降ると雨どいから水があふれる」「特定の場所から雨水が流れ落ちてくる」といった症状がある場合は、雨どいの詰まりを確認してみましょう。

ただし、高所にある雨どいを自分で確認・清掃するのは危険です。

安全に作業できない場合や詰まりがひどい場合は、無理をせず業者に相談しましょう。

雨どい清掃を業者に依頼する目安と依頼先

雨どいの掃除は、手の届く場所であれば自分でできる場合もあります。

一方で、高所での作業が必要だったり、詰まりがひどかったりする場合は、無理に自分で掃除すると転落や雨どいの破損につながるおそれがあります。

こんな場合は自分で掃除せず業者に依頼しましょう

笑顔な業者のイラスト

次のような場合は、無理に自分で掃除せず、業者に相談することをおすすめします。

  • 2階以上など、高い場所に雨どいがある
  • 脚立を使っても安全に手が届かない
  • 屋根に上がらないと掃除できない
  • 落ち葉や泥などが大量に詰まっている
  • 草が根を張っていて簡単に取り除けない
  • 雨どいから水があふれている
  • 雨どいが歪んでいる、外れているなどの異常がある
  • 掃除をしても水がうまく流れない

特に高所での作業は、少しの油断が転落事故につながるおそれがあります。

「自分でできそうだから」と無理をせず、専門業者に調査や点検の依頼をしましょう。

雨どい清掃はどこに頼めばいい?

雨どいにコケが詰まっている

雨どいの清掃を依頼する場合は、屋根工事や雨どい工事などを扱っている専門業者に相談するとよいでしょう。

雨どいの詰まりだけでなく、雨どいの歪みや破損・金具の不具合などが見つかった場合にも、そのまま点検や修理を相談できます。

また、雨どいの清掃だけを依頼したい場合は、「清掃のみでも対応してもらえるか」を事前に確認しておくと安心です。

「雨どいが詰まっているかもしれないけど、自分では確認できない」という場合も、まずは専門業者に相談してみましょう。

雨どいの修理を依頼する業者の選び方や注意点について、以下の記事で詳しく解説しています。

雨どい掃除の費用はいくら?

費用のイメージ画像

雨どい掃除を業者に依頼する場合、費用は雨どいの長さや高さ・詰まりの程度・作業方法などによって変わります。

一般的には、雨どいの清掃だけであれば5,000円~3万円程度が目安となることが多いですが、2階以上など高所での作業では、足場や高所作業費などが必要になり、費用が高くなる場合があります。

また、掃除をしているときに雨どいの破損や歪みなどが見つかり、修理が必要になるケースもあります。

雨どい掃除を依頼するときは、清掃費用だけでなく、足場などの追加費用が発生するかどうかも事前に確認しておくと安心です。

「雨どいの掃除だけ頼みたい」「詰まりを確認してほしい」など、気になることがあれば、まずは業者に相談してみましょう。

雨どいの詰まりを防ぐには?

雨どいの詰まりを防ぐためには、普段から雨どいの状態を確認し、ゴミが溜まりにくい環境をつくることが大切です。

特に、周囲に木が多い家や鳥が巣を作りやすい場所では、定期的に雨どいを点検すると安心です。

落ち葉よけネットを取り付ける

雨どいに落ち葉よけネットを設置

雨どいに落ち葉が入り込むのを防ぐ方法として、落ち葉よけネットを取り付ける方法があります。

ネットを設置することで、落ち葉や大きなゴミが雨どいの中に入り込むのを防ぎやすくなります。

ただし、ネットを設置していても細かなゴミや泥が溜まることはあるため、定期的な点検や清掃は必要です。

鳥の巣や鳥よけ対策をする

防鳥ネットを取り付けた雨どい

鳥が雨どいに小枝や枯れ草を運び込み、巣を作ってしまうこともあります。

鳥の巣による詰まりが心配な場合は、防鳥ネットや防鳥ワイヤーなど、鳥が雨どい周辺に入り込みにくくする対策を検討しましょう。

なお、環境省によると、野生の鳥や鳥類の卵は、鳥獣保護管理法によって、原則として捕獲・殺傷・採取が禁止されています。

被害防止などのために必要な場合は、許可を受けて対応できる場合があります。

雨どいに鳥の巣を見つけたときは、まずはどのような状態か、確認するようにしましょう。

定期的に雨どいを点検する

雨どいを指さしで点検している様子

雨どいの詰まりを防ぐには、定期的に雨どいの状態を確認することも大切です。

落ち葉や泥が溜まっていないか・草が生えていないか・雨どいから水があふれていないかなどを確認しましょう。

特に、台風や大雨のあとや落ち葉が多くなる秋から冬にかけては、雨どいの状態を確認しておくと安心です。

雨どい掃除に関するよくある質問

よくある質問のイメージ

雨どい掃除について、よくある質問をまとめました。

雨どい清掃は自分でできますか?

1階部分など、無理なく手が届く場所であれば、自分で掃除できる場合があります。
ただし、高所での作業や屋根に上がる必要がある場合は危険なため、無理をせず業者に依頼しましょう。

2階の雨どいはどうやって掃除しますか?

ベランダや窓など安全な場所から無理なく手が届く場合は、自分で掃除できることもあります。
身を乗り出したり、屋根に上がったりする必要がある場合は、専門業者に依頼することをおすすめします。

雨どい清掃はどこに頼めばいいですか?

屋根工事や雨どい工事を扱っている専門業者に相談するとよいでしょう。
清掃だけを依頼したい場合は、清掃のみでも対応してもらえるか事前に確認しておくと安心です。

雨どい掃除の費用はいくらですか?

雨どいの長さや高さ・詰まりの程度などによって異なります。
清掃だけであれば5,000円~3万円程度が目安となることが多いですが、高所作業や足場が必要な場合は追加費用がかかることがあります。

雨どいに鳥の巣がある場合はどうすればいいですか?

卵やヒナがいる場合は、巣を勝手に撤去することは避けましょう。
無理に触らず、自治体などに相談することをおすすめします。卵やヒナがいない場合でも、安全に撤去できるか確認してから対応しましょう。

雨どいに落ち葉やゴミが溜まらないようにする方法はありますか?

落ち葉よけネットなどを取り付ける方法があります。
ただし、ネットを設置していても細かなゴミや泥が溜まることがあるため、定期的な点検や清掃は必要です。

まとめ

雨どいは、落ち葉や泥・草などが溜まることで詰まり、水があふれる原因になることがあります。

1階など、無理なく手が届く場所であれば自分で掃除できる場合もありますが、2階以上の高所や屋根の上での作業は危険です。

安全に作業できない場合は、無理をせず専門業者に依頼しましょう。

また、雨どいには落ち葉や泥だけでなく、鳥の巣や小枝・ときには思いもよらないものが入り込んでいることもあります。

雨どいから水があふれるなどの症状がある場合は、詰まりの状態を確認することが大切です。

雨どいの詰まりを防ぐためにも、落ち葉よけネットの設置や定期的な点検・清掃を行い、スムーズに水が流れる状態を保ちましょう。

「雨どいが詰まっているかもしれない」「自分では掃除できない場所にある」など、気になることがあれば、まずは専門業者に相談してみてください。

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