台風被害で修理が必要に!?業者選びとはじめにやることリスト

台風は規模にもよりますが、私たちのお家に様々な傷跡を残して去ってゆきます。

しかし、一般的に屋根に何かしらの破損があっても、雨漏りなどの表面的な事象が起きない限り修理しようと思わない方が多いでしょう。

そこで今回は台風が去った後にやってほしいリストと、もし破損を見つけてしまった時に何をしたら良いか、業者を選ぶポイントなどをお伝えします。

台風が去った後にやることリスト

  • お家の周りをぐるっと見てまわり、屋根の破片などが落ちていないか確認する
  • お家を少し遠くから見て、屋根に目立つ破損などがないか確認する
  • 屋根をスマホで撮ってみる(ズーム機能を使う)

屋根の破片が落ちていたり、屋根に目立つ破損を見つけたら、必ずその場で写真を撮りましょう。

これが後ほど話す火災保険の申請で大事な証拠になります。

今のスマホのカメラは優秀なので、スマホのズーム機能を使って撮影もしてみましょう。

目視では気付かなかった破損なども写るかもしれません。

その他、台風の風によって運ばれた飛来物が雨どいや外壁に当たって破損するということもあるので、屋根と合わせて雨どいや外壁も一緒に見るといいでしょう。

もし、破損を見つけてしまったら

もし、何かしらの破損を見つけてしまったら、火災保険の保険証書の確認をしましょう。

火災保険では、台風による被災に関して保険申請ができるという仕組みがあり、風災に○が付いている場合は、台風(風災)による火災保険の申請が可能となります。

風災が認められる例

  • 台風で屋根材が飛んでしまった
  • 台風による飛来物が家に当たって壊れた
  • 台風で瓦がズレてしまった

火災保険の申請方法についてはこちらの記事で詳しく紹介しています

保険の申請をすることで気になる修理費用を賄える可能性が高いので、まずは申請してみることをおすすめします。

火災保険には、自動車保険のような等級制度はありません。そのため、申請したからといってあなたが損することはありません。

修理業者を選ぶ4つのポイント

火災保険申請の実績がある

火災保険の実績
世の中には火災保険の申請サポートだけを行う代行会社があります。

このような会社は成果報酬の○%を支払うという仕組みやキャンセル料を請求されるケースが多いです。

せっかくお家を修理するために保険申請をしたのに、下りた金額の○%を成功報酬として支払ってしまうのは勿体ないです。

リフォーム会社や工務店であれば、下りた金額をそのまま修理費用として利用することができるので、リフォーム会社や工務店の方が損をしなくて済みます。

自社施工をしていること

自社施工
リフォーム会社や工務店の中には、工事を下請けの業者に依頼する場合があります。

その場合、あなたが支払うことになる費用には、お家の修理費用の他に中間マージン(仲介手数料)がプラスされています。

この中間マージンは、お家に必要な修理費用ではありません。つまり余計な費用です。

その点、自社施工している業者は自社で全て完結できるので、純粋にお家の修理に必要な費用のみで工事することができます。

またもし何かあっても、すぐに対応してもらえるので、その点も安心できますよね。

調査費無料の業者にお問い合わせしてみる

調査費無料

リフォーム会社や工務店は、調査費無料を謳っていることが多いので、いいなと思う業者があれば、とりあえずお問い合わせしてみましょう。

本当に実績がある業者はHPを見れば分かります。でも残念ながら、ネットで調べただけでは、その業者がいい業者なのか分かりません。

口コミも一つの判断材料にはなりますが、人には相性というものがありますので、ただ単にその人に合わなかっただけかもしれません。

あまりにも低評価が多い場合は控えた方がいいですが、、。

調査料無料であれば、依頼するハードルも低く、合わないと思ったらお断りしてしまえば良いのです。

誠実な対応をしてくれるか

誠実な対応

依頼した業者が調査に来たときに、いくつか質問をしてみましょう。

その返答があなたにも分かりやすく、丁寧に説明をしてくれる業者であれば、その業者はいい業者である可能性が高いです。

建築関係は難しい言葉(専門用語)のオンパレードです。

そんな中で、一般の方にも分かりやすく話せるのは、経験と知識が豊富であることの証明です。

皆さんも経験ないでしょうか?誰かに何かを教えるとき、自分がちゃんと理解していないと、うまく伝わらないということ。

それを知るためにも不安に思ったことや気になることは何でも質問しましょう。

そこで誠実な対応をしてくれるかどうかで業者を選ぶと結果的に満足度が高い修理になると思います。

台風で破損したときの修理方法

台風で破損したケースを想定して、どのような修理方法が考えられるかお伝えします。
実際は破損の状態や劣化状態などを見て、どのような修理が最も良いのか判断をするので参考程度にご覧ください。

棟板金の浮き・剥がれ

棟板金の浮き・剥がれ

屋根の頂点にある棟板金は台風の影響を最も受けやすい箇所となり、浮いてしまったり、剥がれてしまうことがあります。

【 修理方法 】

補修/棟板金交換

瓦の破損・剥がれ・ズレ

瓦の破損・剥がれ・ズレ

一昔前の方法で施工されている瓦屋根は木に瓦を引っ掛けているだけのことが多く、台風の影響でズレたり、剥がれてしまうことがあります。

【 修理方法 】

補修/交換/葺き直し/葺き替え

飛来物による屋根の破損

飛来物による屋根の破損

台風で飛んできた飛来物が屋根に当たって破損することがあります。

【 修理方法 】

屋根交換/補修

来物による雨どいの破損

飛来物による雨どいの破損

台風で飛んできた飛来物が雨どいに当たって破損することがあります。

【 修理方法 】

雨どい交換/雨どいの一部交換

台風で屋根が割れたことによる雨漏り

台風で屋根が割れたことによる雨漏り

台風の影響でスレート屋根が破損し、それによって雨水が下地を通り越して、雨漏りしてしまうことがあります。

【 修理方法 】

葺き替え/カバー工法

台風で瓦屋根が割れたことによる雨漏り

台風で瓦屋根が割れたことによる雨漏り

台風の影響で瓦屋根が破損し、それによって雨水が下地を通り越して、雨漏りしてしまうことがあります。

【 修理方法 】

葺き直し/葺き替え

まとめ

いかがでしたか?

台風が去ったあとは、家の周りをチェックして屋根の破片などが落ちていないか確認しましょう。

そして、何か破損を見つけたときは火災保険の風災の確認と業者の選定をしましょう。

業者は、とりあえず無料で調査をしてくれるところへお問い合わせをし、現地調査で質問をした時に、分かりやすく丁寧に説明してくれるかを見て、判断をしてみるといい業者を選べると思います。

ぜひ、試してみてください。

2022年9月13日その他,住宅知識修理,台風,火災保険